2014年4月7日月曜日

第5部:将来を見据えて

将来を見据えて

open data movement をさらに進める上では何が必要なのだろうか?どのような、障害、挑戦、懸念に対応していかなければいけないのか?第5部ではこれらの課題を確認し、オープンデータによるcivic innovationの将来を想像したい。 最初に、ワシントンD.C在住、長年にわたってより良いsocial services data を提唱し続けた、グレッグ・ブルームが公益としてのオープンデータという考えに関して考察している。

第19章において、ブルームはthis public resource(=social services data ?)のより良い維持管理を確実にする未来のdata cooperativesのビジョンを紹介している。

第20章では、open government initiativesの最大の支援団体の一つである、ナイト財団のメディア・イノベーション部長John Brackenが担当している。ナイト・ニュース・チャレンジ(世界のジャーナリズムを革新するための、デジタル・メディア実験コンテスト)を運営した彼の経験から、コミュニティがopen government movement を次のレベルに押し上げる、そしてオープンデータの可能性を最大限活用できるようにするために必要な10の重要な教訓を語ってくれている。

次に、第21章では、フィラデルフィア市、初のChief Data Officer、Mark Headdが、オープンデータは行政サービス提供の新しいアプローチに拍車をかける重要な第一歩であると提案している。 彼は、政府がテクノロジーを手に入れる方法を変える理由は、市役所内の文化及び業務の両側面に及ぶ大きな変化を可能にするためであると語っている。

そして最終第22章では、オープンガバメントの伝道師である、ティム・オライリーが、algorithmic regulationに関する彼のビジョンを語ることによってこの本を纏めている。どのようにしたら政府は、より効果的な規制及び統治を呼び起こせるセンサー技術の進歩、シェアリング・エコノミーの発現 のようなイノベーションによる優位性を持てるのか?彼は、明確な目的と明瞭な分析を伴ったオープンデーターが21世紀の政府にaccountability and continuous improvementをもたらすための重要な助力者に違いないとしている。

(翻訳:川北博史)

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